ビーナスライン 2015秋
渋滞を避けるため、まだ静まり返る諏訪湖畔の宿を後にし、美ヶ原へと続くR142を駆け上がる。ヒビ割れたアスファルトには所どころ浮き砂が目立ち、頭上を覆い尽くす鬱蒼とした木々と、深い霧に視界を遮られ、僕の記憶するビーナスラインとはえらく印象が違う。
それでも、最近手に入れたばかりのBMW F650GSとの旅路が楽しくて、鼻歌まじりにタイトなコーナーをクリアしていくと、突然視界が開けた。
霧だとばかり思っていたモヤは、どうやら雲だったようだ。
路肩にオートバイを寄せ、カードレール越しに眼下に広がる雲海を見渡す。
うおぉぉぉ〜! っと、無意識に叫んでいた。
3度目となるビーナスライン。やはりここは期待を裏切らない。
抜ける様な紺碧の空と、緑の絨毯を敷き詰めた様な高原の中を、相棒エフロクと駆ける開放感。こればっかりは、剝き身で走るライダーだけが感じることができる特権だろう。
美ヶ原高原美術館の駐車場で至福の一服を終えると、松本方面へと続くタイトなワインディングを一気に下る。途中、約5キロ程をピストンする美ヶ原林道への分岐を折れると、ほぼ貸し切りの緩やかな絶景ワインディングロードとなる。
貸切・・・人がいない・・・絶景・・・グフフ(¬_¬)
路肩にバイクを止め、おもむろに三脚を取り出し、セルフタイマーをセットする怪しげなおっさん。
最高のロケーションの中、調子に乗りすぎてバイクとガードレールに挟まって身動きが取れないという羞恥プレイに陥りながらも、満足なナル〜セルフショットをカメラに収めてこの旅を終えた。
貸切・・・人がいない・・・絶景・・・グフフ(¬_¬)
路肩にバイクを止め、おもむろに三脚を取り出し、セルフタイマーをセットする怪しげなおっさん。
最高のロケーションの中、調子に乗りすぎてバイクとガードレールに挟まって身動きが取れないという羞恥プレイに陥りながらも、満足なナル〜セルフショットをカメラに収めてこの旅を終えた。
ここ数年、海旅に軸足を置いたライフスタイルを送ってきたが、改めてオートバイが与えてくれる自由な世界に魅了されつつある今日この頃。
ママちゃんの『今週はバイクなの?カヤックなの?』的な冷たい視線を気にしつつ、僕の旅はまだまだ続く・・・♪
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