NZL旅<準備編>


今回の旅はニュージーランドバイクツーリング。生殺しのような半年間の準備期間を経て、やっと旅立ちが目前となった。出発前の記事としては、これが最後になる。折角なので準備編と題して、行き先をニュージーランドに決めた経緯や、旅の道具についてまとめておこうと思う。

【旅の経緯】


いつの日か歩いて旅をしたいと思っていた場所の一つに、ニュージーランド南島のミルフォード・トラックというルートがある。『世界一美しい散歩道』といわれ、有数のフィヨルド地帯の大自然をトレッキングする、ハイカーなら誰しもが憧れるルートだ。

そもそも、僕がまだ若かりし頃に飛び込みのセールス(いわゆる訪問販売)をしていた事があって、それなりの成績を残してはいたけれど、日々の激烈なノルマに追われ限りなく心も身体も疲弊していた。そんな折、本屋でみかけたワーキングホリデーという文字に惹かれ、ためらう事なく仕事を放り出した僕は、本気でワーホリの申込をするつもりでいた。その行き先がニュージーランドだった。

訳あって、ワーキングホリデーは断念したんだけど、その後もニュージーランドは僕にとっての夢の島となった。

月日は流れ、2014年の夏の終わりにカヤック仲間と日本海に突き出た丹後半島を漕いでまわる旅をした帰り道、その仲間からニュージーランドをバイクで旅をした話を聞いた。その彼の言った言葉が、今回の旅の大きな原動力となった。


「ニュージーランドはね、どこを走っても絶景だよ。」


ほっほ~、そうかいそうかい。そこまでよいのかい・・・。


『俺もそのセリフが言いてぇ~ぞ!!』


っと密かに決意を硬め、丹後カヤック旅を終え帰宅した後、心の奥底の引き出しをそっと開き、大切に仕舞ってある【死ぬまでにやるべき旅リスト】に太字でニュージーランドバイク旅と書き加えたのだった。

その日を境に僕は、オートバイにまたがるたびに、広大な草原の中をひたすら伸びる一本道や、急峻な山々を割って続くワインディングロードや、視界を埋め尽くす満天の星空なんかが脳裏をチラつき、雨垂れ石を穿つがごとく、ニュージーランドへの憧憬の念が膨れ上がっていくこととなる。


そして・・・我慢というコップから盛大に溢れ出した水が後押しするように、ニュージーランド往復チケットをポチッとしちゃう暴挙に出たわけだ。

それは【死ぬまでにやるべき旅リスト】に書き記したあの日から、2年と2ヶ月後の事だった。


【旅道具】


今回の旅は、僕にとっての初めての海外ツーリングとなる。

海外での車の運転自体は、海外を訪れた際は可能な限り現地でレンタカーを借りるし、以前アメリカのノースカロライナ・ケンタッキー・ジョージア・サウスカロライナを3日間かけて、約1500kmの弾丸ドライブをした経験もあるので抵抗はそれほどない。

そもそも日本と同じ左側通行の国であるニュージーランドの事だから尚更だ。

問題となるのは、今回はレンタカーではなく、レンタルバイクであるという点だ。それでなくても9日間の旅となると荷物がかさばる上に、今回はヘルメットやジャケットなどのライディングギアも持参することとなる。

更にやんごとなき理由(ようするに予算です)により、現地では極力テント泊にて滞在費を浮かそうと、野営道具一式を加えることとなり、荷物は膨大な量となる。

しかも、エコノミーチケットの最下層ランクである、スーパーセールチケットな僕は、当然預け入れる荷物にも重量・サイズ共に厳しい規制があり、パッキングにはかなり苦労することとなった。

持参するギアについては細かい説明を省いて、画像でご容赦願おう。

①ライディング関係のギア


ヘルメット、ジャケット、グローブ、雨具、タンクバッグ、パンクキット、エアゲージ、ポンプ、スマホ・デジカメマウント、その他


・・・既にゲンナリする。

②野営道具


テント、シュラフ、シュラフカバー、マット、カトラリー、エマージェンシーキット、コッヘル、その他

これは、生きていくための最低限必要な道具類で、長年の旅で厳選したギア類だ。

そして、普通の旅行であれば、①と②の道具類は一切必要ないわけで、自立した旅をしようと思うと、なにかと荷物がかさばる。


③撮影機材等


Nikon D5300+ズームレンズ2本、GoproHERO5、360°カメラ、その他マウントやミニ三脚。

折角の旅だから・・・と、ついつい増えてしまう撮影機材。結局ほとんと使わなかったなんてオチもありえるんだけど、厳選してもこれくらいにはなってしまう。

そして、これ以外に一眼レフ用の三脚や、9日間分の衣類(実際は着回しを想定して日数分はないけど)、折りたたみ傘に書類、財布にパスポート、iPhone6SPLUSとiPadmini4などを全てパッキングする。



・・・何とか入った。 と思ったら、入れ忘れなどもあって、結局青い方のダッフルバッグは更に1サイズ大きいものを友人から借りた。


<最終パッキング備忘録>
LOAD CELL SHOULDER / MYSTERY RANCH 12L 身の回り品
PVCターポリンドライバッグ / UPPER WEST   30L  機内持ち込み
スタッシュダッフル115/GREGORY 115L  機内預け品


ね?イヤになるでしょ?(;´Д`)


何はともあれ、これで旅の支度は万事整った次第であります^^


さて、荷物は重いが心は軽い。 でも、残った仕事はどうしよう・・・。

僕の得意技である、

【未来の自分に向かって無責任に放り投げる】作戦、発動か?!(ΦωΦ)



次の記事は旅の途上か、はたまた帰国してからになるのかはわからないけど、ここまで書いたからにはなんとか旅のレポートも上げたいと思っておりますが、果たして・・・。


それでは、チャオ♪


コメント

人気の投稿