UL(ウルトラライト)ってなんだかドキドキする。


 今はまさに厳冬期。本気の山の民たちはピッケルやアイゼンやワカンや冬靴などの雪山装備を冬眠から目覚めさせ・・・いや、冬に使う道具なので暖眠?から目覚めさせ、ワッセワッセと極寒の雪山の頂きを目指している。

僕もご多分に漏れず、天気予報をこまめにチェックしながら、山に分け入るチャンスを伺う日々を送っているわけだけど、そんななか、以前から気になっていた軽量テント問題の解決も同時並行にすすめていた。マルチに平然とタスクをこなすデキる男とは僕の事だ。この真剣さの1割でも仕事にむけていれば、僕の人生はもっと変わっていたことだろう・・・。

さて、前置きはこのくらいして本題に入ろう。

先日、今年の山の目標を年始早々ぶち上げたはいいけれど、その中には結構な割合で日帰り困難な予定があるのはお気づきだろうか?

春先から予定している高島トレイルを始めとして、夏の白馬三山縦走、唐松岳~五竜岳、蝶ヶ岳~常念岳、双六岳~西鎌尾根~槍ヶ岳などの北アルプス縦走系。そして秋にひかえる、あまとみトレイルのスルーハイク。当たり前ではあるけど、どれも1DAY日帰りではとても実現できない。まぁ、ときどきとんでもない変態ハイカーが数十キロのトレイルをデイハイクしてるのは知ってるけど、当然僕には無理は話だ。

で、山での宿泊となると必須となるのがテントになる。山小屋泊も荷物が軽くて非常に魅力的ではあるが、僕の場合は生粋の”いびきスト”なので、気を使って狭い小屋なんかには眠れたもんじゃない。 っというか、眠れないのは僕ではなくて周囲の宿泊者なんだけど…。

まぁぶっちゃけ、テント泊でもうるさいという状況に違いはなから、周囲の人にとっては迷惑この上ないんだけど、少なくとも薄いとはいえ壁的な膜で覆われた個室感があるし、外なので音は周囲に拡散するから、小屋の中で反響するよりは多少マシなはずだし、何より・・・安い(笑)

主に最後の理由によって、僕の場合はテント泊一択となるわけだ。

以上の理由によって今年はテントを担いで色々な場所を旅する気満々ではあるんだけど、現在持っているソロテントのなかで最軽量なのが、アライ・トレックライズ1(1580g:ペグ等込)なんだけど、貧脚な僕にとってはちょっと・・・である。

もちろん良いテントではあるし、今までカヤックやバイクでの旅では、それこそ何十泊もしているので、信頼性に文句はない。というか、荒天時のアライテントの守られてる感は、同社のテントのトレックライズ1と2,エアライズの2と3に各種オプションを所持している事からも、身をもって感じている。『ウラヤマからヒマラヤまで』のセールストークはまったくオーバーじゃ無い。

ただ・・・僕にとっては山旅用としては重いんだよね(汗)


って事で、長々と言い訳をしながらも、山旅用のソロテントのヘリテージ・ハイレヴォ1(1056g:ペグ等込)を新調しちゃったぜぃって話でした(笑)

まぁ、しょうもない話ではあるんだけど昨晩、トレックライズ1とハイレヴォ1を並べてみて驚いた。

か・・・軽い・・・そして・・・ちっちゃ!!

天気も悪く、まだ設営テストもしてないんだけど、これってちゃんと僕が寝られるサイズなんだろうか。もちろんカタログスペック的なものでは問題ない事は分かっているんだけど、トレックライズでもそれなりに狭さを感じる僕にとっては、一抹の不安を禁じえない土曜日の朝。

まぁ、入らなければ、入るように僕のでっぷりとしたお腹を凹ませる努力をすればいい話なんだけどね・・・。


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