Northern Japan Alpsって響きがかっこよすぎ。
先日、仕事での外出中に突如もよおした便意を処理するために本屋に立ち寄った。その日は朝からお腹が緩く、これから客先を訪問するという事もありしっかりと処理を・・・って、そんな話はどうでもええねん。
僕の便意の話はともかくとして、せっかく本屋に寄ったついでだからと山関連の雑誌が並べられたコーナーに立ち寄り、毎年この季節に店頭に並ぶ夏山特集と書かれた雑誌を手に取り、パラパラとページをめくる。
その紙面には、圧倒的なボリューム感で迫る急峻な岩稜や、紺碧の空へと吸い込まれてゆくような稜線に伸びるトレイルや、朝日を浴びて山稜が真っ赤に染まるモルゲンロートなどなど、これでもかといったダイナミックな山岳風景写真がならび、その特集の先頭ページには、
『Journey Through Northern Japan Alps この夏、ついに北アルプスへ。』
なんていう、いかにもなタイトルで読者(といっても立ち読みだけど)のアルプスへの憧れを煽ってくる。僕は仕事中だということも忘れ、迫る客先のアポ時間もなんのその、紙面に広がるただただ美しい景色に見とれてしまった。
でも、山登り初心者の僕でも知っている。
どんなに高名な写真家が撮影した美しい写真も、どんなに緻密に作りこまれた動画も、息を切らし、滝のような汗をアゴ先から滴らせて登った先にある、この目で実際に見る山の風景には遠く及ばないって事を。たとえそれが、一面のガスに覆われて真っ白だったとしても...(汗)
「あ~、これは行くしかねぇ~な!」
本屋の片隅でいい年したおっさんが、山の雑誌を広げてハァハァと興奮しているのは、客観的にみると全くもってキモチワルイことこの上ないのは百も承知なんだけど、それでも高ぶる気持ちが抑えきれずに再度トイレに駆け込むのでした...。
っていうか、なんで本屋にいったら便意をもよおすんだろう?(笑)
無事客先への訪問を済ませ、オフィスに戻って必要な書類を作成して一息ついた後、熱いコーヒーをすすりながらそっとブラウザを開く。検索欄には[白馬岳␣テント泊]。
8月の盆の時期はまだなんとか確保できそうだ。
震える指先で【予約確定】のボタンを・・・。
って、仕事しろっ!(汗)
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